2016年8月30日火曜日

今日の稽古場

   白井さち子です。みなさん、こんにちは。今日の稽古場からレポートです。

   ここ何日間かやっている、アルジュナとビーシュマの戦いのシーン。
象ちっちゃ…(笑)でも、まあこれがいろんな表情を醸し出すんですね…。

そして、その反対側では次のシーンのユニゾン稽古。
    riyoくん(白シャツの男性)が素晴らしいダンスマスターぶりを発揮してくれるんですよ。うわー!こういう片腕欲しい。日本に連れて帰りたい。ユニゾンのまとめっぷりと指導ぶりは群を抜いてます。

そして、今日は第2回衣装合わせ
  インドからの衣装とインドネシアで作った衣装を上手く合わせて行きます。以外と渋い感じでコーディネート。

  作品は1時間以上が形になったので後30分ぐらいで完成です。9/15にはプレビュー公演も予定されているので、何とかうまくつないでいきたいですね!!

2016年8月29日月曜日

ある日の稽古場

Artikel oleh Sandhi

Sebuah proses yang luar biasa dalam mahabharata part 3 ini. Penggabungan antara seni teater, seni tari dan juga olah vokal. Cerita Mahabharata yang sangat populer di Indonesia dikemas oleh Hiroshi Koike menjadi sebuah pertunjukan multikultur yang menonjolkan kesenian lokal masing-masing artist yang berasal dari Jepang, Philipine, Malaysia, China dan tentu saja Indonesia. Dari Indonesia saja pendukung berasal dari background kultur yang berbeda (Malang, Jogjakarta, Bali, Pekanbaru dan Indramayu) yang tentunya semakin menambah kekayaan eksplorasinya serta bisa melebur menjadi satu kesatuan sajian karya.
Meski belum tuntas proses karya ini dibuat, namun keyakinan tinggi bagi saya bahwa interpretasi Hiroshi Koike ini bisa memberikan tawaran baru tentang penyampaian episode dari cerita mahabharata. 
Sayapun sangat bangga bisa tergabung dalam karya ini dengan berbekal tradisi yang saya punya. Saya kira begitupun dengan pendukung-pendukung yang lain. Mereka semua sangat enjoy dan sangat menikmati proses kreatif ini.
Menurut saya, proses karya ini seperti sebuah wadah untuk saling bertukar kultur serta saling mempelajarinya.
Tidak sabar bagi saya untuk mempresentasikan hasil karya ini kepada masyarakat terutama yang akrab dengan cerita Mahabharata, saksikan persembahan kami di Jogjakarta (Societet) dan Jakarta (TIM) pada akhir September ini.



サンディによる記事

この「マハーバーラタ パート3」の創作プロセスは、とても刺激的です。演劇、舞踊、そして声などの融合。マハーバーラタというインドネシアで大変良く知られた物語が、演出家小池博史によってマルチカルチャーの舞台作品へと落とし込まれ、そこにはそれぞれの国や地域のアートを体現するアーティスト達が、日本から、フィリピンから、マレーシア/中国から、そしてもちろん、インドネシアからも参加しています。インドネシアだけをとってみても、異なった文化背景(マラン、ジョグジャカルタ、バリ、プカンバル、そしてインドラマユ)をもつ参加者達がおり、それがまたこのプロセスを豊かにし、ひとつに融合していったときの面白さにつながります。
今はまだ制作プロセスの途中ではありますが、この小池博史による解釈は、マハーバーラタのエピソードを新たに見つめ直す機会を与えるようなものになるに違いありません。
私は、自分が身につけてきた伝統をもってここに参加できることを大変光栄に思っています。おそらく、他の出演者の皆さんもそう感じていることでしょう。我々はみんな、この創造プロセスを心から楽しみ、味わっているのです。
私が思うに、このプロセスは大きなひとつの容器のようなもの。その中でお互いに文化を交換しつつ、お互いに学んでいます。
この作品の完成を、人々に、特にマハーバーラタをよく知っている皆さんのまえで披露する日が待ちきれません。9月末、ジョグジャカルタ(ソシエテ)とジャカルタ(TIM)での我々の公演を是非観に来てください!

2016年8月21日日曜日

演出、小池博史より稽古場レポート!



演出の小池博史の稽古場レポートです。


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8月4日の稽古開始からすでにのべ16日間の稽古を終えた。今日は三回目の休日。だが、私にとっては休日は他の仕事をしなければならない日でもあるから全然休めないけれど、せめてマッサージにでも行きたい。


ほぼ48分が形になりつつある。まずまずは予定に沿って進んでいるが、これから戦争の章に突入していくので、細かな動きをさまざまなパートで展開させるので大変になるのは間違いない。

相当ハードな毎日だ。しかし海外制作には慣れているからそれ自体の問題はない。資金面の困難さえ除けば、毎日がきわめて順調に推移し、それも高いレベルのアーティストが集合し、文化の相違の面白さを毎日感じながらの創作となっている。

この面白さは強く刺激的だ。今回は舞台上に乗るのはインドネシア人、マレーシア人、フィリピン人、日本人であるが、加えてスタッフとしてインドネシア人、日本人、インド人、カンボジア人アーティストが加わっている。つまり6カ国のアーティストが関わっている。
アーティスティックな面ではとてもハードだが難しさはなく、楽しさ、面白さの方がはるかに勝る。が、マネージする側はきわめて大変である。ビザの問題、オーガナイザー同士の問題、警察やら役所やらの問題、券売をどうするかといった問題、さまざまな問題を乗り越えていかねばならぬ。これを1カンパニーが行うには大きな壁があって、簡単ではないどころか、果たしてこのようなことを続けられるのか、と何度も逡巡することになる。


しかし、こうした創作が「世界」を考えるには非常に有効なのは間違いない。今、世界は一所懸命対立を煽る。近視眼的利益を求めてしか世界運営はなされていないかの如く、である。資本主義自体の破綻を感じつつ、近視眼の利益を求めれば、対立へ向かわざるを得ないのはわからないでもないが、こんなテクノロジーの時代になっての「対立」とは「完全な崩壊」への序章であることを暗黙の了解とするしかあるまい。であれば、どうせ世界は崩壊するのさ、とうそぶきつつ、享楽の思想で魂を悪魔に売ってしまうのは、楽と言えば楽だ。





だが、私たちが考えねばならないのはいかに「調和」を生み出すかであろう。それを一義にする。対立を煽っても、対立は対立しか生まない。対立と崩壊の過程が「マハーバーラタ」であるのを利用しつつ、「調和」の思想の具現化をはかるのが本シリーズである。それも身体を介在するから、どうあっても強いリアリティを持つ。


四カ国のパフォーマーがきらきらと輝き、さまざまな言語が混じり合いつつ、メルティングしていくさまからは強い可能性を感じる。私の作品中ではこの「メルティング」がきわめて重要なのだ。各々の文化が独自性を持つのは当然として、そればかりの主張ではまったく面白くない。融合すること。世界は調和しかあり得ないこと。戦争のなかった時代はないにせよ、それを具現化し、可能性を探っていかねばならぬのが、テクノロジーとともに生きざるを得なくなった私たちの使命だと考えるべきだ。


舞台芸術は限られたメディアであるため、観ることすら簡単ではない。地域性も強くなる。日本から見に来ることは非常に難しい。だが、これを目撃するのは大いなる可能性の発現を目にすることであろう。


以下の写真は今回の出演者たち。左からRiyo(スマトラ)、白井(東京)、Swee Keong(クアラルンプール)、Suryo(ジャワ、マゲラン)、Gunawan(ジャワ、ジュグジャカルタ)、小谷野(東京)、Wangi(ジャワ、インドラマユ)、Carlon(マニラ)、Sandi(ジャワ、マラン)



2016年8月17日水曜日

We recived a report form Ayako Araki as an assistant director! 演出助手 荒木さんより レポート届きました!

We recived a report form Ayako Araki as an assistant director!
演出助手 荒木さんより レポート届きました!


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A bland new week has started!


また新しい週の始まり始まり〜。


Today KOYANO-san delivered new masks form BALI.


今日は小谷野さんが、新しい仮面をバリから届けてくれました。







This project had dealed with these kind of masks since part 1... but I guess, Indonesian masks fit for Indonesian faces the best after all.


今までも仮面を扱ってきたこのマハーバーラタシリーズではありますが、やはりインドネシアの仮面たち、インドネシア人の顔に妙にフィット!







So Japanese face fits for NOH masks? It's getting me more interested in Masks now.

ってことは、日本人には能面が合うのだろうか…?そういうことになるんだろうな。

俄然お面に興味が湧いたのでした。






Everyday, the project is moving on and piling up with laughter, surprize and lots of drama.


今週も笑い泣き、ズッコケ、驚きと、感動でずんずん進んで行きます。


And I'm always very impressed by our staffs' work too.


毎度ですが、スタッフ陣の働きにも頭が下がります。


Just now, I recived an amazing video form Clink,our technical director on a gimmick we'll use on stage! What an invention!


先程、舞台監督のチリンクから今回使う仕掛けの動画が送られてきた。こりゃ、発明品だ!笑

うまくいくといいな。


And we also recived a warning about dengue fever.


デング熱流行注意報が流れてきた。


I'm all right now, but must be careful...

順調に刺される箇所を増やしているけれど、今のところ元気です。



2016年8月13日土曜日

稽古場レポート 8/13

こんにちは!インドネシアに来て早くも9日間のリハーサルを終えて約30分ほどが形になってきました。
今日の稽古場風景から
いよいよシーンは有名なバカバットギータ戦争勃発のシーンに入ろうとしています。クル軍、パンデュ軍両主将の舞。
今回は今までよりもずっと早いスピードで出来上がっている気がします。
小池曰く予定より3分早く出来上がっているとか…。

稽古場の雰囲気も和気あいあいとしていながらも演者の意識が高いので滞りなく進められているのも理由のひとつかもしれません。

個性的&実力派揃いのマハーバーラタ3
見逃せません!!
写真はおまけの囚われのドラウパディ。
白井さち子でした。

2016年8月12日金曜日

演出助手 荒木亜矢子さんのレポート


演出助手 荒木亜矢子さんのレポートです!

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1週間が経とうとしています。
演出助手という仕事の中で好きな部分は、スタッフさんと仲良くなれるところ。簡単に言えば、だけれど。
それぞれがどんな思いや拘りでこの作品に向かっているかを知れるのが楽しい。
作品は順調に20分弱まできています。



懐かしいシーンや道具、衣装に今回のインドネシア要素が混じっていきます。



明日は写真撮影。 そのために衣装家のルルがコーディネート。





美術家のアグンも少しずつ稽古場で使えるモノを持ってきてくれます。



2016年8月11日木曜日

We Opened "Mahabharata Part3"'s Official website!

[We Opened "Mahabharata Part3"'s Official website!]

We alrady posted some photos and articles..  Finaly we opened "Mahabharata Part3"'s Official website!

Mahabharata Part3 Official site English ver.

http://kikh.com/mahabharata3/


マハーバーラタ第3部 日本語サイト

http://kikh.com/mahabharata3/jp/


Hiroshi KOIKE,Sachiko SHIRAI,Tetsuro KOYANO,and Ayako ARAKI(as an assistant director) arrived at JOGJA Augst 3rd. And started the creation with Indonesian and Malaysian artists.

We'll hold the performance at Sosietet(JOGJA) in Sept. 24th and 25th
and,TIM hall(JAKARTA) in Sept. 28th and 29th.

Don't miss it!


小池博史ブリッジプロジェクトさん(@kikhbridgeproject)が投稿した写真 -

小池博史ブリッジプロジェクトさん(@kikhbridgeproject)が投稿した写真 -



マハーバーラタpart3 公式サイトオープン!

【マハーバーラタpart3 公式サイトオープン!】
フェイスブックやinstagramで、少しづつ写真を公開してまいりましたが、いよいよマハーバーラタ第3部の公式サイトがオープンいたしました!

マハーバーラタ第3部 日本語サイト

http://kikh.com/mahabharata3/jp/

Mahabharata Part3 Official site English ver.

http://kikh.com/mahabharata3/

すでに、演出家小池博史とともに、パフォーマーの白井さち子さん、小谷野哲郎さん、演出助手として荒木亜矢子さんが、インドネシア/ジョグジャカルタ入りし、作品創作を開始しています。
その様子はこちらのマハーバーラタブログhttp://mahabharatakikh.blogspot.jp/ 
や、フェイスブック、instagramでもお知らせしてまいりますので、ぜひご注目ください!

そして、公演ツアーは

9/24,25にジョグジャカルタ/Sosietet
9/28.9/29にジャカルタ/TIM hall  


にて予定しています。
2015年に上演された「幻祭前夜ーマハーバーラタより」の続編となる本作、日本からのご来場も心よりお待ちいたしております!


小池博史ブリッジプロジェクトさん(@kikhbridgeproject)が投稿した写真 -

小池博史ブリッジプロジェクトさん(@kikhbridgeproject)が投稿した写真 -


2016年8月3日水曜日

We started Mahabharata part3 in Indonesia




Finally we started Mahabharata part 3 in Indonesia.

We are working on this project since 2013 to 2020.

This is an international corroboration project trying to make the Mahabharata into the teater productions. Firstly,we created part1in Cambodia,secondly we created part2 in India.
And last year we made part2.5 in Tokyo.
Over three years we performed many asian countries.

And then,this year 2016 we'll start to create part3 at Jogjakarta from August 4th.




So,today Japanese members just departed for Indonesia!

We'll release official website in a few days!
Don't miss it!



2016年8月2日火曜日

マハーバーラタパート3 始動!

小池博史ブリッジプロジェクトは、マハーバーラタパート3を始動します!


今回はインドネシアにて現地アーティストらとともに滞在制作を行い、インドネシア国内2カ所でツアー公演を行います。

詳細は随時こちらのブログやフェイスブックで更新してまいります!
小池博史ブリッジプロジェクトさん(@kikhbridgeproject)が投稿した写真 -


乞うご期待です!